世にはまた一種の灰殻連といふべき輩は、己れ文明人たる事を示めさんと欲し、むやみに同情を被害者に表し、意を抂げて奨賛媚悦し、加害者は則ち直ちに兇漢を以てこれを目して、以て自家の文明温和の人たるを衒耀し、その衷情を問へばあるいは正にこれと反対にて、心窃にこの事件を快とせる者多々なるを知る、欺偽の世の中なる哉、教育の如きは要当さに根本より革むべきなり。