自由党がその抑鬱困頓流離艱難の歴史を一棄して、自ら伊藤に献じて少しも貴重顧籍せず。 而して伊藤とは何者ぞ、正に往年自由党をして抑鬱困頓流離艱難せしめたる所の張本にして、即ち当の敵たりしを思へば、我れ自由党諸氏の度量に服せざるを得ず。 そもそも男子の気節を奈何せん、彼れただ利これ視る、故に為さざる所なし、故にその度量は大尽の愚弄に忍ぶ幇間の度量なり。