新聞記者の口吻をもて言へば、わが邦には口の人、手の人多くして脳の人寡し。 明治中興の初より口の人と手の人と相共に蠢動して、そのいはゆる進取の業を開帳し来れることここに三十余年にして、首尾能く今日の腐敗堕落の一社会を建成せり、わが日本人民何の天に罪かある。